熱い!!

きっと、誰もがあこがれてることだと思います。僕も、自分が入る会社にはそういう会社になってほしいと思います。

そう、実は要件定義なんて必要ないんだよ。少なくとも必須じゃないんだよ。本質的じゃないんだよ。

要件定義のもう1つ上の戦略策定の工程があって、もうそこで膝突き合わせて「だったらとりあえずこういうもの作らない?」っていうアジャイルなやり方がITが生む付加価値そのものを受け取ることができると考えており、だから私はずっと内製回帰したらいいのにって思っています。
Service Integratorになれる日が来るのだろうか - GoTheDistance

でも、ネガティブなことも書いちゃおうっと。研究をやっていてつくづく思ったことは、人の要求に従っていることはとても簡単だったということでした。例えば、教授がこれやってといってくれて、それに従って研究するのが楽なように、お客さんが「これ作ってくれ!!」といってSIerが「へいお待ち!!」とやる方がお互いわかりやすいのです。そして、SIerにとってとても便利なことなんです。お客さんは求めてるものがある。作ってあげる。ほめてもらえる。お金ももらえる。デスマもあるけど、他人のお金。これ以上の贅沢ありません。
それに対する本当の研究は、人の要求に従わない未来の要求を読む仕事だということが、やってみて経験してみて身にしみて分かりました。未来の要求を読むのはすごく大変で、理解してくれない上司や世間をなだめすかして自分の道を歩み続けなければならず、そして、がんばってみても最終的にはうまくいかないこともよくあったりして責任を取らなくてはいけないのです。新しいものを作る大変さは凄まじい。修士でこれほどなんだとすると、ビジネスでは口にできない苦しみがあるんじゃないのだろうかと思っています。


それを会社に求めるのは酷かもしれない。でも、やっぱ、そういう会社にあこがれるんじゃないのかな。技術者って言うのは。SI事業がそういう向きになってほしいと思っています。


でもさ、お客さんに分からん将来、未来、シーズを分かるって、どんだけすごいんですかそのSIerは!!コンサルタントだって、ほとんどが責任を取らない、取れない、助言しかいえないと一部で悪口言われてるのに、SIerがどうしてプロダクツを作れるのか!!とも思っていたりするんです。心の中はフクザツです。期待していないわけじゃなくて、そこまでできるのかという疑い。僕自身は、何やかんや言われつつも、SIerは今でも十分仕事をしてると思っているのです。


う〜ん。SIerはどこまでいけるんだろう?爬虫類から鳥類まで進化できちゃうのかな?恐竜になって絶滅とか、嫌なので、個人的にもがんばっていきたいと思っています。