技術を残すためにやることやってんのか!

昭和61年ごろのテレビ番組をたまたまケーブルテレビで見た。隅谷正峯という人間国宝の方の話。伝統工芸をめっちゃDisりまくっていてすごかったw


「伝統工芸という技術は全く役に立たないものです。つまり、時代のニーズを取り入れ続けなければ、すぐになくなってしまうのです。昔、こう作っていました、というのはただの技術の伝承に過ぎません。伝統というのは、残すために時代のニーズを取り入れる必要があります。」
「しがらみがないほうがいいんですよ。新しい発想が必要です。伝統だといっても、そこから逸脱するような新しいことを追求する必要があります。今の刀剣の技術は江戸中期以降の技術しか残っていません。それ以前の技術を再現するために、色々やらなくてはいけないのです。」*1


ビデオにとっておけばよかったんですが、とりそこねてしまったので記憶を再構成。微妙な間違いもあるかもしれません。とりあえず、忘れないためにメモ。


隅谷正峯
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9A%85%E8%B0%B7%E6%AD%A3%E5%B3%AF
http://www.city.hakusan.ishikawa.jp/kyouiku/bunka/senzin/sumitani.jsp
ビデオがあったので追記
http://www.greatdane.co.jp/shop/index.php/plants/detail/131

*1:国宝刀剣は、鎌倉期のものが最も多く、技術的に優れている