インターネットがあるから授業は減らしてほしい

僕も受験英語は何とかすべきだと高校から感じてたなぁ。そもそも言語が文法的にかっちりきっかり100%なんていうことがあるなら、世の中の翻訳はもっと簡単にできるわけで。教える先生によって解釈とか解説が違うことから、受験英語はほんとくそだと思っていた。そんなもので採点してどうするのさ。

何故こんな子を育てられないか日本の教育は真剣に反省すべきだ。すげーうらやましいよ。僕は英語の勉強がすごく苦手で中学を留年し、高校を中退し、大学でも留年した。けれども小学校の頃は英語が好きだったし、予備校時代から英文のBYTEやWIREDは読んでいたし、大学1年の頃から仕事で米英に足を伸ばしていたし、今も外資ソフト会社で本社の役員相手にプレゼンしたり、日々英文メールを打って仕事してる。けれど受験英語は今も昔もさっぱりだ。
日本の教育に欠けているもの - 雑種路線でいこう

僕個人としては、学校で英語を教えるのはばかばかしいと思っています。特に日本では。だって、周りを見ていて思うんですが、一体全体日本人の何割が「普段」英語を使うんでしょうか?費用対コストを考えるなら、絶対に英語の授業とか超絶不要。個人で勝手にやってくれ、でいいと思うんですよね。ipodで英語聞けよと。internetで英語読めよと。別に授業なんかなくても必要に迫られれば、人間誰でもやりますから。研究で英語の論文サーベイしろといわれ、やっている今の僕のように。
まあ、外国語の学習には言語能力を高めるという別の理由も確かにあるんだけど、それは古典でいいでしょ。日本語には、古文もあるし、漢文もある。それでいいじゃんさ。英語よりあっちの方が解釈という点で超絶難しい割には、授業スタイルがうまく確立していると思います。本当に言語の勉強しようと思ったら文化とか背景とかが重要で、古典とかの授業ではその辺をかなり時間を割いているので言語学習スタイルとしては十分じゃないでしょうかね。*1歴史の勉強にも使い回せるし。
で、その分浮いた時間を、情報技術の勉強と、数理科学の勉強に割り当ててほしいと思うのです。僕が高校時代に戻ってカリキュラム変えて勉強していいよといわれれば、そうしてあげたい。その方が、日本の科学技術のためにもなるんじゃないかと思います。公務員採用によるコストも抑えられるわけで、みんなハッピーだと思うんです。


よく考えれば便利なもんですよ。英語の教材はインターネットにあふれてて、読みまくりでipodで聞きまくりだし、これで学力下がってるとかいわれたら、てめーらそろいもそろってくずだなとゆとり世代にいってやりたい。*2あるいは、親に言うべきかな。勉強するために支援してやれと。少なくとも、僕らの世代よりは放っておいても学力が上になるはずですよ。

*1:英語はその点授業がまじくそ

*2:追記:他の学問分野に関しても、教材はインターネットにいっぱいありますよね。