乗り遅れた感覚

生まれた時期が悪かったのか、個人的にはいっつも乗り遅れた感覚がつきまとっていたりする我が人生。
僕は父の影響で将棋を幼いころからやっていたんだけど、ものごころついた時(今から12年ぐらい前)には近代将棋が台頭してきてしまっていて、ここで人生初めて乗り遅れた感じを受ける。ちなみに、将棋はあんまり強くならなくて、初段程度しかありません。
その後、高校生(今から8年ぐらい前)でPCを買ってもらって、はまりにはまってそれこそ人生狂わせたほど(笑)はまったんだけど、インターネットをはじめたときに、ああ、乗り遅れた、と感じてしまう。ほんの少しだけGeekな雑誌を買いあさってみたけれど、乗り遅れたと感じたのは間違いなかった。
でも、実際には当時からはじめても「きちんと努力すれば」十分先端をいけたかもしれないという風に今では思えるようになっている。未来を予測するのはとても難しいことだけれど、自分が信じてみたいことがあるなら、乗り遅れてもはじめるべきだったろうし、いや、そもそも「乗り遅れる」ということ自体がないんだと、少ない人生ながらとても反省している。
将棋もまた、今が時代の変わり目になりつつあるようだ。あの佐藤二冠がA級順位で0勝6敗になるなんて、当時からは全く想像もつかなかった。やっぱ、世の中何が起こるかわからない。努力してれば何か、何かがあるかもしれないね。おこぼれぐらい拾えれば十分だと思えば、何でもできる。