就職活動で経験したこと

コメントをしてしまったので、きちんと釈明。
東大生による就職活動論 - ignorant of the world -散在思考-
学生も新卒ってことに甘えてるんだけど、採用する側の企業も新卒ってことで鼻で笑って馬鹿にするんだよね〜。それが一番嫌だった。
だから、これができます、あれができます、これをしました、あれをしました、と技術的なことをいってもそれが採用に直結することはなかったかな。曲がりにも努力してきたことを否定された気分になって悲しかったし、SIerが技術軽視というのは本当だったんだと再確認した。そうじゃない会社ももちろんあるよ!*1

だったら採用しなくていいじゃないって心の中で思ったりもしたんだけど、僕も食べていかなくちゃいけないし、技術を評価しない会社だからといって見限るほど単純な人間でもなく、それに技術を評価しないって言ってもそういう会社でも気に入ることはあったりして、僕は気に入ったSIにいくことに決めた。ぐちゃぐちゃと色々考えたのです(笑)

そもそも、本当に優秀、というより企業にとって必要な人材は、今や就活、企業から見れば新卒採用などしない。このあたりの事情は「プロ・ヘッドハンターが教えるデキる人の引き抜き方」を読めばわかる。新卒採用した人材を社内で育てて戦力(著者の言うところのエリート)にする時代は、日本でも前世紀に終っている。
404 Blog Not Found:就活オワタ\(^o^)/? - 書評 - 就活の法則

弾さんの言うとおり、学生に実力を期待していないんだろうと思います。そう考えると、東大生による就職活動論は時に自分の首を絞めてしまう。大きく出ても評価されないことに苦しむ。実力があってもそれで評価されないジレンマに苦しむ。この論では全部自分のせいになってしまうから。ITっていうくせにIT以外が強くない人材を真っ先にはじく仕組みが出来上がっている中で、ITしか強みがない人は悲しい思いをする。

就職活動は、全部自分のせいにすると苦しさ100倍。もう少し逃げ道を用意してあげて欲しい。僕は人間的にパワーはないしよく勘違いするし猪突猛進するしHatenaでは平気であさってな方向のコメント残すをタイプだから、あの論理は苦しいw

ある程度力を抜いて学生であることを最大限利用して甘えてぶりっ子してる様子に見せて、したたかに内定をもらってしまえばいいんじゃないのかな。大きくでなくても、実力がなくても内定をくれるというなら、それを利用して「ぼくやりたーい」のままでもいいかとも思います。就職活動なんて、それでもいいじゃない。僕みたいに失敗してもリカバリーできるしさ。

*1:Yahooはコーディング能力を評価する。Googleもそうなんじゃないかな。